30代で歯科矯正【費用・医療費控除・確定申告】

デンタルケア

30代で歯科矯正【費用・医療費控除・確定申告】

・ワイヤー矯正の費用総額と選べる支払い方法

・大人の歯科矯正も医療費控除が受けられる?いくら戻って来るのか?必要な手続きとは?

・過去に歯科矯正をしたが医療費控除手続きをし損なってしまった、まだ間に合う?

筆者が実際に支払った表側ワイヤー矯正の費用や、医療費控除を受けるための確定申告について、誰にでも分かりやすくまとめました。

費用

合計:1,017,500円(2年経過時点で)

検査費:44,000円

無料でカウンセリングをし、矯正を始めると決めたら、まずレントゲンや写真などの検査が必要。

抜歯:22,000円(1本5,500円×4)

親知らずの抜歯は保険適応だが、矯正の為の抜歯は自費。

治療費:81,9500円

調整費:13,2000円 (月5,500円/2年経過したので×24とした。)

毎月ワイヤーを調整するのでその度にかかる。

筆者は2年が経過したが、まだ1年ほどかかりそうなので、最終的な合計金額はプラス7万円ほどになるだろう。

料金は歯科医院によっても違うが、大体はこのくらいだ。

支払い方法

現金

カード【おすすめ】

カードで支払って、ポイントもしくはマイルを貯めるのがベスト。

クレジットカードの分割払いは手数料が高い(24回だと年利12〜15%)ので、絶対にやってはいけない。

100万円を2年間の24回払いだと金利だけで163,200円だからな、

やるなよ。

分割

治療期間内に支払いが完了出来る24回までの所が多い。

デンタルローン

金利:平均5%前後

支払い方法は歯医者さんによって異なるので、最初にしっかり確認しましょう。

医療費控除

医療費控除とは?

1年間に10万円以上の医療費を払った場合に受けられる控除

基本的に給与所得者(会社などからお給料をもらっている人)は、会社が年末調整をしてくれるので、控除の計算は終わっています。

しかし、雑損控除医療費控除寄附金控除は年末調整で控除されていないので、自分で確定申告をする必要があります。

つまり歯科矯正をしたら、確定申告で医療費を控除しないと払いすぎた分の税金(所得税)は返ってこないよ。

どのくらい返って来るの?

今年歯科矯正を行い、自費で100万円払ったとしたら、

100ー10=90万円分を医療費として控除できることになる。

90万円返って来るわけじゃないぞ

課税される所得金額税率控除額
1,000円 から 1,949,000円まで5%0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで10%97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで20%427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで23%636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで33%1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで40%2,796,000円
40,000,000円 以上45%4,796,000円

仮に年収が350万円だったとしたら、

確定申告をしないと、350万円に対して課税され、税率は20%で控除額は427,500円

よって、350 ×0.2−42.75=27.25

なので、所得税は272,500円になるが、

医療費控除を行うと、90万円控除できる(350-90=260)ので

260万円に対しての所得税率10%、控除額97,500円に変わる。

従って計算式も変わり、

260×0.1-9.75=16.25

所得税は162,500円になる。

つまり、162,500円の所得税を納めれば良いのに、272,500円収めているので、払いすぎた100,000円(272,500-162,500=100,000)が戻って来る。

(注)この計算は例で挙げた為、その他の控除を含めていない。実際には扶養控除や保険料控除など、人によってまた変わってくる。

家族がいる場合は、家族の分をまとめて申請できる。

所得が高い人ほど多く所得税を払っている分、還付金も多くなるので、夫婦のうち収入が高い方がまとめて申請しよう。

大人の歯科矯正も医療費控除の対象になるの?

国税庁のサイトには↓このように書いてあります。

歯科医師による診療または治療の対価で、その病状などに応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は、医療費控除の対象となる医療費に該当します。

発育段階にある子供の成長を阻害しないようにするために行う不正咬合の歯列矯正のように、歯列矯正を受ける人の年齢や矯正の目的などからみて歯列矯正が必要と認められる場合の費用は、医療費控除の対象になります。しかし、同じ歯列矯正でも、容ぼうを美化するための費用は、医療費控除の対象になりません。

歯並びが悪く、噛み合わせ的にも(歯が磨きずらかったりして虫歯や歯周病の元になっている)治した方が良いと医師が判断した場合は医療費控除の対象になるので、最初のカウンセリング時に歯医者さんに聞きましょう。

注意点

・結婚している場合は夫婦のうち所得が高い方が確定申告をし、医療費控除を駆使しよう。

・同じ年のその他の医療費や、処方された薬代、病院までの交通費なども医療費控除の対象なので、一緒に申請しよう。

矯正した年は、全ての(家族も)医療費、通院でかかった交通費、処方箋を貰って買った薬の領収者!捨てるなよ?

・最初のカウンセリング時、歯科医に医療費控除の対象になるか聞く。

過去に歯科矯正をしたが確定申告をしていません。まだ間に合う?

医療費控除の申告は過去5年分(医療費を使った翌年の1月1日から5年間)までOK!

もし、2017年に矯正したのに確定申告をしていない人は、2022年12月31日までなら申告できるよ。急げ!

2016年にやっちまった人…どんまい

まとめ

私は矯正をして初めて確定申告をした(医療費控除は夫が申請したが)、超絶面倒臭い作業ではあるが、税のことが少しわかって勉強になった。

こんな面倒臭いことが出来るなら、ふるさと納税なんて余裕だ!

そして、

また…この季節がやってきた…

今年の確定申告まだ何も手付けてないよ!あばばばばばば

ヤマシタ

コメント

タイトルとURLをコピーしました